まだまだメジャーじゃないDuolingo English Test。
オンラインの英語テストはやってみたいものの、いったいどんなテストなのか気になるところですよね。
そこで、この記事ではDuolingo English Testが実際にどんな内容のテストなのかを説明します。
Duolingo English Testの公式ガイドを隅から隅まで読み込み、実際のテストにも挑んでいるリンゴが解説していきます。
この記事では下記について解説していきます。
- Duolingo English Testの内容
- 2022年2月と3月のアップデートで追加された内容について
- 2023年5月1日のアップデートで追加・削除された内容について
どんなテストか分かれば対策もしやすいですね。
- Duolingo English Testってどんな内容のテスト?
- 質問タイプ 1:Read and Select
- 質問タイプ 2:Fill in the Blanks
- 質問タイプ 3:Interactive Writing
- 質問タイプ 4:Read and Complete
- 質問タイプ 5:Listen and Type
- 質問タイプ 6:Read Aloud
- 質問タイプ 7:Write About the Photo
- 質問タイプ 8:Speak About the Photo
- 質問タイプ 9:Read, Then Speak
- 質問タイプ 10:Listen, Then Speak
- 質問タイプ 11:Interactive Reading
- 質問タイプ 12:Interactive Listening (2023年5月1日に本番テストに追加)
- 質問タイプ 13:Writing Sample
- 質問タイプ 14:Speaking Sample
- まとめ
Duolingo English Testってどんな内容のテスト?
Duolingo English Testには、「14種類の質問」があります。
1時間ですべてに回答していきます。
テスト中、何かを見たり、メモをとったりすることはできません。
[出題される問題]
名前 | 内容 | 1回のテストに出てくる頻度 |
1:Read and Select | 表示された単語が実在するか判断する | 15-18回 |
2:Fill in the Blanks | 空欄を埋める | 6-9回 |
3:Interactive Writing | トピックに対して考えを記述する | 1回 |
4:Read and Complete | 空欄になっている部分に正しい単語を入力する | 3-6回 |
5:Listen and Type | 音声を聞いて、聞こえた通りに入力する | 6-9回 |
6:Read Aloud | 文章を読んで、その通りに声にだす | 3-6回 |
7:Write About the Photo | 写真を見て、1文以上書く | 3回 |
8:Speak About the Photo | 写真を見て、90秒話す | 1回 |
9:Read, Then Speak | 質問を読んで、90秒以上話す | 1回 |
10:Listen, Then Speak | 質問を聞いて、90秒話す | 2回 |
11:Interactive Reading | 文章を読んで6つの質問に答える | 2回 |
12:Interactive Listening | 音声を聞いて5-6の質問に答える | 2回 |
13 : Writing Sample (2022年2月28日に採点スタート) | トピックについて5分間書く | 1回 |
14 : Speaking Sample (2023年5月1日に採点スタート) | トピックについて3分間話す | 1回 |
それぞれの質問について解説していきます!
質問タイプ 1:Read and Select
「Read and Select」問題はその単語が実在するかを判断します。
1回のテストに出てくる頻度は、15〜18回。
「Yes」か「No」をクリックして回答しあmす。
この問題が表示されると同時に、左上のタイマーもスタートします。
回答時間は5秒。
測定されるサブスコアは「Literacy」と「Comprehension」
絶妙にありそうでなさそうな単語が出てきて、結構悩むことがありますが、考えても知らないものは知らないので、自分を信じて正しいと思う単語を選ぶしかない!
質問タイプ 2:Fill in the Blanks
「Fill in the Blanks」問題では、空欄になっているところに正しい単語を入力します。
1回のテストに出てくる頻度は、6〜9回。
この問題が表示されると同時に、左上のタイマーもスタートします。
回答時間は2秒。
測定されるサブスコアは「Literacy」と「Comprehension」
質問タイプ 3:Interactive Writing
「Interactive Writing」問題では、トピックに対して自分の考えを5分間記述します。
1回のテストに出てくる頻度は、1回。
まず、文章によるプロンプトが与えられ、それに対して記述で解答します。(ステップ1)
次に、先ほどの解答をもとにしたプロンプトが新たに与えられ、さらに記述で解答します。(ステップ2)
この問題が表示されると同時に、左上のタイマーもスタートします。
回答時間はステップ1が5分、ステップ2が3分。
測定されるサブスコアは「Literacy」と「Production」
質問タイプ 4:Read and Complete
「Read and Complete」問題では、空欄に正しい文字を入力します。
1回のテストに出てくる頻度は、3〜6回。
この問題が表示されると同時に、左上のタイマーもスタートします。
回答時間は3分。
測定されるサブスコアは「Literacy」と「Comprehension」
質問タイプ 5:Listen and Type
「Listen and Type」問題は、音声を聞いて聞こえたとおりに入力します。
1回のテストに出てくる頻度は、6〜9回。
この問題が表示されると同時に、左上のタイマーもスタートします。
回答時間は1分。
測定されるサブスコアは「Comprehension」と「Conversation」
質問タイプ 6:Read Aloud
「Read Aloud」問題は表示された文章を声にだして読みます。
1回のテストに出てくる頻度は、3〜6回。
画像が20秒間表示された後、自動的に録音が始まります。もしくは自分で「NEXT」ボタンを押して録音を始めます。
回答は20秒で、録音は1回のみ。
測定されるサブスコアは「Comprehension」と「Conversation」
シチュエーションを想像しながら、感情をこめて言うと点数が割と良い感じがしてます。
質問タイプ 7:Write About the Photo
「Write About the Photo」問題では、画像を説明する英文を1分間書きます。
1回のテストに出てくる頻度は、3回。
回答を書いている間も質問は表示されています。
この問題が表示されると同時に、左上のタイマーもスタートします。
回答時間は1分。
測定されるサブスコアは「Literacy」と「Production」
「NEXT」ボタンを押す前に、入力した文章にまちがいがないか必ずチェック!
質問タイプ 8:Speak About the Photo
「Speak About the Photo」問題は、画像について90秒間話します。
1回のテストに出てくる頻度は、1回。
画像が20秒間表示された後、自動的に録音が始まります。
録音中も質問は表示されているので、質問を確認しながら話すことができます。
回答時間は90秒。
測定されるサブスコアは「Conversation」と「Production」
質問タイプ 9:Read, Then Speak
「Read, Then Speak」問題では、トピックに対して自分の考えを90秒間話す。
1回のテストに出てくる頻度は、1回。
問題が20秒間表示された後に、タイマーが動き始めます。
回答時間は90秒。
測定されるサブスコアは「Conversation」と「Production」
質問全てに答えるように気をつけます。
質問タイプ 10:Listen, Then Speak
「Listen, Then Speak」問題では、音声を聞いて質問に対して90秒間解答する。
1回のテストに出てくる頻度は、2回。
問題が20秒間表示された後に、録音が始まります。
音声は合計で3回まで再生することができます。
回答時間は90秒。
測定されるサブスコアは「Conversation」と「Production」
質問タイプ 11:Interactive Reading
2022年3月29日のアップデートでこの「Interactive Reading」問題が本番のテストに追加されました。
1回のテストに出てくる頻度は、6問を2セット。
一つの文章のかたまりに対して6つの質問に答えていきます。
それが2セット出題されます。1つはストーリー調、もう1つは情報や教育的な説明文となっています。
1セットごとの回答時間は7〜8分。
追加された「Interactive Reading」の中には5種類の質問があり、質問数は全部で6問。これを7〜8分間で答えていきます。
- Complete the Sentences x 1問
- Complete the Passage x 1問
- Highlight the Answer x 2問
- Identify the Idea x 1問
- Title the Passage x 1問
それぞれ解説していきます!
Complete the Sentences
「Complete the Sentences」問題では、空欄になっている箇所に対して、正しい単語を選択します。
どんな順番で答えても大丈夫です。
すべて回答するまで「NEXT」ボタンはクリックできません。
1セットごとに1問出題されます。
測定されるサブスコアは「Literacy」と「Comprehension」
Complete the Passage
「Complete the Passage」問題では、空欄に入る適切な文章を選択します。
この問題では、1段落目はさきほどの「Complete the Sentences」と同じ文章で、2段落目に新たな文章が追加されています。その間に入る文章を選ぶことになります。
1セットごとに1問出題されます。
測定されるサブスコアは「Literacy」と「Comprehension」
1つ前の問題の文章も載っているので、もう一度読み直すことをオススメします。自分が選んだ単語が正しかったかも分かります。
Highlight the Answer
「Highlight the Answer」問題では、質問の答えを文章の中から探し、ドラッグで範囲指定します。
範囲指定すると自動的にボックスにその部分が入力されます。答えの部分だけハイライトする必要があり、無駄な部分をハイライトしたり、必要な部分がハイライトされてないとスコアが下がります。
クリックしてドラッグしなおせば、ハイライトの場所を変えることができます。
この「Highlight the Answer」問題は1セットごとに2問あります。
測定されるサブスコアは「Literacy」と「Comprehension」
Identify the Idea
「Identify the Idea」問題では、この本文の主旨を選択します。
選択肢の中には関連性があって紛らわしいものもあるので、一番最適な選択肢を選ぶ必要があります。
測定されるサブスコアは「Literacy」と「Comprehension」
Title the Passage
「Title the Passage」問題では、その名の通り、文章に適したタイトルを選択肢の中から選びます。
こちらも、選択肢の中には関連性があって紛らわしいものもあるので、文章に一番適したタイトルを選びます。
測定されるサブスコアは「Literacy」と「Comprehension」
質問タイプ 12:Interactive Listening (2023年5月1日に本番テストに追加)
2023年5月1日のアップデートでこの「Interactive Listening」問題が本番のテストに追加されました。
1回のテストに出てくる頻度は、5〜6問を2セット。
前までは、練習テストでしか表れてませんでしたが、ついに本番テストにも登場するようになりました!
(練習テストで出ていた問題は、いずれ本番テストでも出題されると思っていた方がいいのかも、、、)
全体のテスト時間は1時間のままです。
テスト時間が1時間なのは本当に助かる。
「Listen and Respond」5-6問を4分間で、
「Summarize the Conversation」1問を75秒間で回答していきます。
Listen and Respond
「Listen and Respond」問題は、会話を聞いて回答を選択する問題です。
この問題が表示されると同時に、左上のタイマーもスタートします。
問題には2つの項目があり、一つ目は学生として会話に参加し、相手に対する返答を選択します。
2つ目の項目は、前の会話を要約したものをライティングします。
回答時間はリスニング部分は4分。
測定されるサブスコアは「Comprehension」と「Conversation」
Summarize the Conversation
「Summarize the Conversation」上記の会話の要約を75秒間で書く必要があります。
箇条書きではなく、要約を書きます。
誰が話していたか、何についての会話だったか、どのような結末になったかなど、できる限り詳細な会話の予約を書きます。
測定されるサブスコアは「Literacy」と「Production」
DETのYouTubeで実際に問題を解いているところが見れます。
質問タイプ 13:Writing Sample
「Writing Sample」は、以前までは採点されず、スコアには関係ありませんでしたが、2022年2月28日から採点されスコアにも影響するようになりました。
この問題では表示されているトピックについて5分間ライティングをします。
1回のテストに出てくる頻度は、1回。
30秒間トピックが表示されるので、その間にトピックを読んで、書く内容を頭の中で準備します。30秒経過すると、タイマーがスタートします。
測定されるサブスコアは「Literacy」と「Production」
質問タイプ 14:Speaking Sample
前までは採点対象外だった「Speaking Sample」ですが、2023年5月1日からこの「Speaking Sample」も採点対象になりました。
1回のテストに出てくる頻度は、1回。
30秒間トピックが表示されるので、その間にトピックを読んで、話す内容を頭の中で準備します。30秒経過すると、録音が始まります。
録音が始まったら、3分間カメラに向かって話します。
1分経過したら「SUBMIT」ボタンがオレンジになりますが、できるだけ長く話すようにします。
測定されるサブスコアは「Conversation」と「Production」
タイマーを見ないようにして話すことがDETからおすすめされてます。テスト前に練習した方が良いですね!
まとめ
Duolingo English Testは「14種類の問題」に回答していくテスト。
テスト時間は1時間。
テスト中、何かを見たり、メモをとったりすることはできません。
定期的に問題の内容が変わります。
他の英語テストとは全く違う形式のテストなので、初めての場合は少し戸惑ってしまうかもしれません。
テストを受ける前に一度、Duolingo English Testの公式サイトにある、無料でできる「練習テスト」を受けてみることをオススメします!
次回はDuolingo English Testの受け方についてご紹介します!